計画的偶発性の自己怪事
【第17回:多様性】
「1級キャリアコンサルティング技能士の大井宗太郎が人生を振返る中で見つけたキャリアサンプル」を不定期にお届けするコラムです。
「みんなちがって、みんないい」から始まる、キャリアと多様性の共鳴ストーリー。
6月はプライド月間です。これまでGW前後に行われていたレインボープライドのフェスティバルも今年から6月の開催となりました。性的マイノリティ理解促進の支援活動をしていますので、今年も行ってきました。過去最高ではないかと思われる人出。特に外国人、インバウンドの方と思われますが、会場の代々木公園イベント広場はごった返していました。出展している企業ブースも大変増えていました。
社会は全ての多様性を受入れて、誰もが安全安心に暮らせる世の中であって欲しい。シンプルにそう考えます。性的マイノリティだけでなく、人種・国籍・文化・宗教・思想・障害の有無等々。
ふと思いました。根底にあるのは、子供の頃に大好きだった「サイボーグ009」と「チキチキマシン猛レース」ではないか・・・。サイボーグ009は国籍の異なるサイボーグが協力しあい、それぞれが持つ特殊能力を遺憾なく発揮して、悪に立ち向かうお話。毎回活躍するサイボーグは違っていました。そこに心惹かれていました。勿論009の島村ジョーに憧れていました。チキチキマシン猛レースは、ブラック魔王含めた個性的なキャラクター11組がレースを繰り広げ、毎回違ったチームが優勝するレース。子どもながらにこの多様性の面白さと毎回悪だくみが失敗して最下位になるブラック魔王とケンケンの笑いが楽しみでした。ちなみに私は岩石オープンのファンでした。
最近はアニメブームですが、キャラクターの個性がなさ過ぎて私には見分けがつきません。個性より皆同質が良い、と訴えかけているようで、受け入れ難いです。世の中、人間社会はもっとザラザラです。経済格差もあります。皆が同じわけがない!
金子みすゞさんの「みんなちがって、みんないい」を初めて目にした時は小さなショックがありました。大好きな心のエネルギーです。金子みすゞさん、素敵な言葉をありがとう。
筆者プロフィール
